Exness(エクスネス)は、無制限のレバレッジと極狭スプレッドが評判の海外FX業者です。
現在、Exnessでは日本からの新規法人口座の開設を受け付けておらず、再開される時期も未定となっています。
以前は、Exnessプレミアプログラムのシグネチャー会員であれば、法人口座を開設することができました。
そこで本記事では、法人でExnessを利用する裏ワザや、海外FXを法人で利用するメリット・デメリットについて解説しています。
※当サイトの「Exness 口座タイプ診断」では、いくつかの質問に回答することで、あなたに適したExnessの口座タイプがわかります。所要時間は約1分程度ですので、ぜひご利用ください。
解決策

結論、法人を設立して個人名義の銀行口座を法人で利用することです。
具体的に説明すると、Exness(個人口座)の利益を法人で利用している個人名義の銀行口座に出金します。
これによって、その利益は法人のものとなります。非常にシンプルな方法ですが、これで法人口座を利用するのと同等の効果を得られます。
また、銀行口座は普段の生活のお金と混ざって複雑にならないように、新しい銀行口座を用意しましょう。
ここで、いくつか疑問が出てくると思いますので、回答します。
Exnessで銀行出金をする場合、アカウントに登録されている氏名と一致する名義の銀行口座にのみ出金されます。そのため、個人名義の銀行口座が必要になるのです。
会計処理を適切に行い、決算書に反映させることができる場合は税務上問題ありません。
※実際にこのスキームを利用する際は、税理士に一度相談することをオススメします。
法人化するメリット

ここからは、海外FXで法人化するメリットについて解説します。
法人化するメリットとして、次の3点が挙げられます。
- 節税になる
- 損失を最長10年間繰り越せる
- 決算期を12月以外にできる
それぞれ解説します。
節税になる
海外FXを法人で利用することで、節税になる可能性があります。
現在、海外FXで得た利益は総合課税となっており、利益が多いほど税率が高くなります。最高で所得税45%、住民税10%の55%となります。
それに対し、日本の法人税は法定実効税率が33.58%となっています。
そのため、収入が多い方は法人化したほうが、個人よりも税率が低いため節税になるのです。
一般的には、年間所得が800万円を超えるラインが法人化の目安といわれています。
また、税率以外にも個人より経費の幅が広がるといったメリットがあります。例えば、通信費や電気代、取引手数料、パソコン代、書籍代などを経費計上できます。
損失を最長10年間繰り越せる
法人化することで、損失を最長10年間繰り越すことができます。
例えば、法人の1年間の利益が1000万円であれば、この金額をもとに納付する税額が決定します。しかし、過去10年間に損失があれば、この1000万円からいくらか欠損金控除ができます。
ちなみに、個人口座の損失繰越期間は最大3年となっているため、法人化したほうが欠損金控除のメリットが大きいです。
決算期を12月以外にできる
法人化することで、決算期を12月以外にすることができます。
個人でFXをする場合、個人事業主として申告が必要となります。個人事業主は、決算期が12月に固定されています。
また、決算から2か月以内に納税をする必要があるので、それも加味して会社の決算期を決めましょう。
法人化するデメリット

次に海外FXで法人化するデメリットについて解説します。
法人化するデメリットとして、次の3点が挙げられます。
- コストがかかる
- お金を自由に使えない
- 事務作業が増える
それぞれ解説します。
コストがかかる
法人化すると、コストがかかるのがデメリットです。
まず、法人を設立するためにある程度まとまった金額(約30万円ほど)が必要になります。また、会社の登記手続きは時間もかかります。
それに加え、法人を維持するのにも会計処理の委託などコストがかかります。
そのため、コストも考慮したいうえで法人化するか決めましょう。
お金を自由に使えない
法人化すると、お金を自由に使えなくなります。
自分がオーナーの法人であっても、法人のお金は法人のものです。そのため、自分の都合に合わせてお金を自由に手にできません。
自由に使えるのは、会社からの役員報酬です。そのため、役員報酬の額を決める際は、自分がどのくらいの額が生活に必要なのかを考えましょう。
事務作業が増える
法人化すると、帳簿作成などの事務作業が増えます。
また、帳簿は必ず複式簿記で作成する必要があるため、面倒な作業が増えます。しかし、会計ソフトなどを使うと楽に帳簿作成ができます。
このように、法人化をすることで帳簿作成などの事務作業が増え、トレードに集中できなくなる可能性があります。
よくある質問
最後にExnessに関するよくある質問に回答します。
Exnessはグループ企業であり、グループの拠点・本社機能はキプロスにあります。なお、日本でExnessブランドを展開しているのは「Exness (SC) Ltd」というセーシェル共和国にある会社です。
Exnessは、イギリスやキプロス・セーシャルなど合計8か国のFXライセンスを取得しており、世界中で多くのトレーダーから支持されています。そのため、Exnessは安心してご利用いただけます。
口座開設ページは日本語に対応していませんが、口座開設後のパーソナルエリアや取引ツールなどは、日本語に対応しています。そのため、口座開設時はグーグルやサファリの翻訳機能を使って登録しましょう。
必要事項の入力にかかるのは1分ほどです。その後、本人確認書類を提出して口座が有効化されるまでに10分から最大で24時間ほどかかります。
Exnessでは、常設のボーナスキャンペーンはありません。その分、サーバーの強化やスプレッドを狭くするなど、取引環境の改善にお金をかけています。しかし、Exnessプレミアに加入するとボーナスやキャッシュバックなどの特典があります。
まとめ

現在、Exnessでは日本からの新規法人口座の開設を受け付けておらず、再開される時期も未定となっています。
そのため、対策法として法人を設立して個人名義の銀行口座を法人で利用します。
Exness(個人口座)での利益を、法人で利用している個人名義の銀行口座に出金することで、利益は法人のものとなります。
これによって、法人口座と同等の効果を得られます。
また、法人化することで節税などのメリットがあります。その反面、コストがかかるなどのデメリットもあります。
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